「眠れない」という悩みは、実はパートナーと共有していることが多いもの。隣で眠っている人の睡眠の質が、自分の睡眠にも影響することが研究でも示されています。
そこで今回は、カップルで認知シャッフル睡眠法を一緒に試す方法をご紹介します。
パートナーの睡眠が自分に影響する?
ピッツバーグ大学の研究では、パートナーの睡眠の質が悪いと、もう一方の睡眠の質も低下することが報告されています。これにはいくつかの理由があります。
- 寝返りやいびきの影響:隣の人が寝返りを打つたびに微妙に目が覚める
- 就寝リズムのずれ:どちらかが夜更かしすると、先に寝る方の睡眠が乱れる
- 不安の伝染:パートナーのストレスや不安が睡眠環境の緊張感を高める
つまり、二人で睡眠の質を改善することは、どちらにとってもメリットがあるのです。その入り口として、認知シャッフル睡眠法はぴったりです。
カップルでやる3つの方法
方法① スピーカー再生スタイル
最も手軽な方法です。SleepWordsなどのアプリをスピーカーで再生し、二人で一緒に聞きます。
やり方:
- スマホをベッドサイドに置く
- SleepWordsを起動してスピーカーで再生
- 二人とも目を閉じて、読み上げられる単語のイメージを思い浮かべる
メリット: 一番簡単で、提案のハードルが低い
デメリット: 音量の好みが違うと調整が必要
方法② 交互に単語を出し合うスタイル
ゲーム感覚で楽しめる方法です。どちらかが文字を決めて、交互にその文字で始まる単語を囁きます。
やり方:
- どちらかが「じゃあ、今日は『か』ね」と文字を決める
- A「カメラ」→ B「傷」→ A「傘」→ B「カタツムリ」…
- それぞれの単語を聞いたら、そのイメージを思い浮かべる
- 思いつかなくなったら次の文字に変える
メリット: コミュニケーションになるので楽しい
デメリット: つい会話になりがち
方法③ 読み聞かせスタイル
どちらか一人が「読み手」になり、もう一人に単語を読み聞かせます。
やり方:
- 読み手がランダムな単語を穏やかな声で8〜10秒間隔で読み上げる
- 聞き手は目を閉じて、単語のイメージを思い浮かべる
- 聞き手が眠ったら、読み手も一人でシャッフルを続けるかアプリに切り替える
メリット: ヒーリング効果もあり、リラックス度が高い
デメリット: 読み手が先に眠くなる可能性がある
カップルでやるときのコツ
笑ってしまってOK
最初は笑ってしまうことがあります。「タワシ…タコヤキ…タンポポ…」など、おかしな単語が出てくるとつい笑ってしまいますよね。
でも、それで大丈夫です。笑いはリラックス効果がありますし、続けているうちに自然と落ち着いてきます。最初の数回は「笑いのリラックスタイム」と割り切って楽しみましょう。
会話に発展させない
「カメラといえば、この前旅行で撮った写真さあ…」のように、単語から会話が始まってしまうことがあります。
認知シャッフルのポイントは「ランダムさ」です。単語は単語としてイメージだけ思い浮かべて、その先には行かないようにしましょう。事前に「単語を言うだけで会話はしない」とルールを決めておくとスムーズです。
先に眠った方が勝ち?
どちらかが先に眠ってしまうのは自然なことです。人によって入眠までの時間は異なるので、「先に眠った方が勝ち」くらいの気軽な気持ちでいましょう。
一人が眠ったあと、もう一人はSleepWordsに切り替えてアプリのガイドで続けるのがおすすめです。イヤホンに切り替えれば、パートナーを起こす心配もありません。
寝室の環境を整える
カップルでやる場合、寝室の環境も大切です。
- 温度:18〜22℃が理想的。二人の適温が違う場合は布団を分けるのも手
- 明るさ:スマホの画面は伏せておく。アプリを使う場合はダークモードで
- 音量:スピーカーを使う場合は小さめに。囁いてぎりぎり聞こえるくらいが理想
二人で睡眠を改善するメリット
カップルで認知シャッフルを実践すると、単なる入眠テクニック以上の効果が期待できます。
- 睡眠の「共同作業」になる:一人で黙々と取り組むより、二人でやることで続けやすくなる
- 就寝前のコミュニケーション:スマホを見る代わりに二人の時間として過ごせる
- 相手の睡眠への関心:「最近よく眠れてる?」という会話のきっかけになる
ピッツバーグ大学の研究では、カップルが睡眠についてオープンに話し合うこと自体が、睡眠の質の改善につながるというデータもあります。
おすすめの始め方
「今夕ちょっと試してみない?」と気軽に誘ってみましょう。初めてなら、最もハードルの低い「方法① スピーカー再生スタイル」がおすすめです。
- SleepWordsをダウンロード
- ベッドサイドにスマホを置く
- 二人で目を閉じて、読み上げられる単語をイメージ
- 数日続けてみて、お互いの感想を共有
睡眠は毎日のことだからこそ、パートナーと一緒に改善できれば一番です。認知シャッフル睡眠法を、ぜひ今夜から二人の新しい睡眠習慣として取り入れてみてください。