「春になると眠れなくなる」「秋はやたら眠い」——季節の変わり目に睡眠が乱れるのは、気のせいではありません。科学的な理由があります。

季節で睡眠が変わる原因

1. 日照時間の変化

メラトニン(睡眠ホルモン)の分泌は、光の量に影響されます。日が長くなる春・夏はメラトニンの分泌開始が遅れ、短くなる秋・冬は早まります。この切り替わりの時期に体が適応しきれず、睡眠が乱れるのです。

2. 気温の変動

人間は深部体温が下がるときに眠くなります。季節の変わり目は気温が不安定で、体温調節がうまくいかないことがあります。

3. アレルギー

春の花粉症、秋のブタクサ花粉など、アレルギーの症状(鼻づまり、くしゃみ)は睡眠の質を大きく下げます。

季節別の対策

春(3〜5月)

  • 日が長くなる時期。遮光カーテンで寝室を暗く保つ
  • 花粉対策:空気清浄機、寝る前の入浴で花粉を落とす
  • 朝の光を積極的に浴びて体内時計をリセット

夏(6〜8月)

  • 暑さで寝苦しい季節。エアコンのタイマー活用(25〜26℃設定)
  • 夏の早朝の光で早起きになりすぎないよう注意
  • 汗対策:通気性の良いパジャマとシーツ

秋(9〜11月)

  • 日が短くなり始める時期。日中の光を意識的に浴びる
  • 秋の花粉に注意
  • 気候が良い季節。睡眠習慣の見直しに最適

冬(12〜2月)

  • 日照不足でメラトニンリズムが乱れやすい
  • 寝室の乾燥対策(加湿器)
  • 冷え対策:靴下、湯たんぽ、入浴で足元を温める

季節に振り回されないために

季節が変わっても変えない「アンカー」を持つことが大切です。それが一定の睡眠ルーティン。寝る前のSleepWordsを「いつもの入眠リチュアル」として定着させれば、季節の変化にも動じない睡眠の土台ができます。